こんにちは KYです。
こちらは無料マガジン「最短で彼女を作る方法」の講義内容となります。
今回は、一度今までのおさらいを行います。
これまでは、
・アイスブレイクとして「共有スペース」、「自虐ネタによる自己開示」を行う事
・「悪共有」や「フック会話」で相手から深い話を引き出す事
・「相手の話を深掘りする方法」、「質問の仕方」
について触れてきましたね。
今回は、これまでのテクニックを使って「相手が信頼し、会話をしていて楽しいと感じる」状態へ持っていくイメージとはどういうものか？を解説します。
つまり、話の深掘りがある程度できていて、適度に質問もできている状態から、相手に“会話のボール”をどんどん渡していくフェーズになります。
イメージ的には、アイスブレイクの段階では
自分が話す割合が9で、相手が1（自分：相手＝9:1）くらいなんですが、それを徐々に
➡︎7:3、6:4、5:5、4:6、3:7…
と変えていき、最終的には相手にたくさん話してもらうようにします。
このマガジンの最初の方でもお話ししましたが、会話が一番楽しいと感じる瞬間は、「自分がたくさん話しているとき」です。
その状態に入っていくと、「自分がたくさん話しているのに、うまく聞いてくれるあなた」に対して、だんだんと好意を持つようになります。
「この人、面白いな」「友達になりたいな」「もっと近づきたいな」「好きかも」と思うようになり、親密な関係に近づいていきます。
これこそが、コミュ力が高い人やナンパ師、ホストの人たちが使っているテクニックです。
今回は
「話を深掘りしながら、相手に会話が面白いと感じてもらう」
「相手にどんどん会話のボールを持たせてあげる」
というテクニック、そしてそれがどういうイメージなのか、について、これまでの復習を兼ねてお話ししていきます。
それではいきましょう。
まずはアイスブレイク（共有スペース、自虐ネタ）
まず大前提として、
「人は自分の話をすればするほど、その話をしっかり聞いてくれる相手のことを好きになる」
という法則があります。
これは以前の記事でも書きましたが、会話とは、自分が話しているときが一番楽しいものです。
・自分が語っているとき
・愚痴を言っているとき
・好きなことを話しているとき
・頑張っていることを話しているとき
そういった内容を真剣に聞いてくれる、共感して肯定してくれる相手には、だんだんと好印象を持つようになります。
ですが、人間最初からそんな打ち解けた話ができるわけではありません。
意図的に、パーソナルな話、深い話ができるように自己開示をしていかなければならないのです。
だからまず最初は自分が話して、少しずつ相手にも話してもらうようにしていきます。
ここで使えるのが「共有スペース」から始めて、「自虐ネタで自己開示する」会話です。
これがいわば、アイスブレイクでしたよね。
共通の話題や場面（天気、場所、見た目の特徴、アプリのプロフィールやメッセージなど）から話をスタートし、それに絡めて自虐ネタを話していきます。
自虐ネタを入れると、「この人、面白いな」「この人になら自分の話もできそうだな」と思ってもらえるので、場の雰囲気が柔らかくなります。
この自己開示（自虐ネタ）によって、今後こちらから質問を振ったときに、相手の回答がより深く、広がりのあるものになっていくのです。
たとえば、デートの序盤で相手のプロフィールに書いてあった”保育士をしている”という情報から
👱♂️「保育士されてるんですか？」
といきなり聞いても、自己開示がまだ十分でない場合、相手は
👩「はい、そうですね」
としか答えられないです。
でも、自分から
👱♂️「僕、営業職なんですけど、ずっと前に訪問営業でお客さん怒らせて塩かけられたことありますよ笑」
みたいな笑える自虐ネタを話してから、
👱♂️「そういえば、○○さんは保育士されてるんですか？」
と聞くと、相手も
👩「そうです！保育士やってますよ〜。塩かけられたことはないけど、子供に
砂かけられたりします。笑」
といった具合に、プラスアルファで話してくれるようになります。
この「プラスアルファ」で話してくれる事がポイントです。
自己開示があるかないかで、相手の心の開き具合は大きく変わります。
自己開示があると、相手は👩「この人には少し話してもいいかな」という気持ちになって、自分の話をしてくれるようになります。
悪共有とフック会話で相手が話したい話題を特定する
ここから、
👱♂️「砂かけられたんだ笑」
👱♂️「やっぱり厄介な保護者の方とかいるんですか？笑」
👱♂️「職場に嫌な先輩とか同僚います？」
といったふうに、相手の興味・経験に沿って会話を深掘りできるようになるんです。
これがいわゆる「フック会話」や「悪共有」と呼ばれるテクニックでしたね。
フック会話は、相手のポジティブな話題を引き出す会話。
・相手が好きなこと
・頑張っていること
・思い出に残っていること
など、相手が話したくて仕方ないような“パーソナルな話題”を引き出していきます。
一方、悪共有はネガティブな話題を共有する会話です。
・会社や上司への愚痴
・恋愛の失敗談
・友人や家族とのトラブル
たとえば先ほどの仕事の話から、
👱♂️「砂かけられたんだ笑。やっぱり手つけられない子とか、めんどくさい親御さんとかいるんですか？」
👩「いますいます！でも面倒なのは親御さんですね。」
👱♂️「そうなんだ。モンスターペアレントみたいな？」
👩「そうそう！子供同士の喧嘩で怪我した時に『訴えますよ！』って言われたことあります。笑」
👱♂️「怖っ！笑」
これが悪共有の典型です。
悪共有かフック会話かは、相手次第でどちらにもなりうる。
逆に、悪共有のつもりでカマをかけた会話がフック会話として展開する場合もあります。
もし相手が
👩「いますいます！でも、やっぱりこの仕事好きだし、職場には良い人多いんで、やりがいありますね！」
みたいに、厳しい仕事でも「その仕事が好き」というポジティブな面にフォーカスすれば、フック会話になります。
つまり、同じテーマでも会話の流れや相手の反応によって「悪共有」にも「フック会話」にもなります。
悪共有でもフック会話でも、話は相手へ向かって深掘りする。
相手の温度感（感情の強さ）が高くなる会話、つまり
「手をつけられない子供や保護者がいる」（悪共有）
とか
「大変だけれども、やりがいがあって楽しい」（フック会話）
といった話題は、どちらにせよ深掘りする価値があります。
悪共有ならば、
👨「で、親御さんの愚痴とかを女子会でする、みたいな？笑」
👩「そうそう！笑」
と、相手の“怒り”や“過去の苦い思い出”にフォーカスして深掘りしていきます。
フック会話ならば、
👨「でも、やりがいもって働いてるのすごいですね」
👩「いやいや、全然ですよ」
👱♂️「なかなかいないですよ。仕事してて特に楽しい瞬間とかあります？」
👩「ん〜、やっぱり子供の卒園式とか見ると、グッときますねー！」
みたいに、相手の中の“やりがい”や”楽しい”、”感動”といったポジティブな気持ちに注目して深掘りしていきます。
「保育士をしている」「面倒な親御さんや子供がいる」あるいは「やりがいがあって楽しい」という話題自体はあくまで表面的なことで、
“その人はどう行動したのか”
“どんな感情を抱いたか”
といった深いパーソナル部分に焦点を当てていくことが大事なんです。
つまり、
「”相手が”好きだった人」
「”相手が”嫌いだった人」
「”相手が”感動したこと」
「”相手が”嫌だったこと」
など、
”相手自身”が主語になるような話に深掘っていく。
そうすることで、相手はどんどん話したくなるし、あなたを信頼し、異性であれば好意を寄せていくのです。
これこそが、「相手に会話のボールを持たせていく」という状態です。
最初は自分が話し、徐々に相手に話してもらう。
会話のフェーズとしては、大きく分けて2段階あります。
- アイスブレイク
- 相手の話を掘るフェーズ
まずアイスブレイクでは、「共有スペース」や「自虐ネタ」を使って、相手との距離を縮めますよね。
その後、相手の話を掘っていくときには、「悪共有」や「フック会話」のテクニックを使っていきます。
僕は人と話す時、必ずこの二段階で会話するイメージ、意識を持っています。
ここで大切なのが、「仮説を立てること」です。
相手が保育士の話をしているのであれば
「女社会でバチバチなのかもしれない」
「面倒な女の先輩とか同僚がいるかも」
と予想して、そこに関連する質問をしていきます。
たとえば──
👱♂️「職場って結構女性の人多い？」
👱♂️「お局さんとかいるんですか？」
こういった“流れの中に自然に出てきたことに関する質問”をしていくことで、相手は身構えることなく答えやすくなります。
このときの質問の仕方も大事で、特に質問攻めにならないようにします。
具体的には
・「オープンクエスチョン」か「クローズドクエスチョン」を使って
・「質問に聞こえない質問」を3回に1回くらい混ぜていく
イメージ。
具体的には──
👱♂️「保育士って、めっちゃ女社会でお局さんとかいるイメージなんですけど、実際どうですか？」
という質問に絡めて
「保育士って、女社会でお局さんがいそう」
みたいに、感想や意見っぽく質問に聞こえない質問をすることで、相手は答えやすくなります。
話題が尽きたらアイスブレイクに戻ろう
もし相手の話が一通り出尽くしてしまった場合は、再びアイスブレイクに戻ってもOKです。
たとえば──
👱♂️「そういえばさっき、めんどくさい親御さんいるって話してたけど、僕、上司にすげえ怖い人いて…」
と、自分の話に切り替えて、またそこから相手に質問を振る。
このように、話題を自然に循環させながら、相手の会話を引き出していきます。
また、エピソードトークとしての「自虐ネタ」もとても効果的です。
たとえば──
👱♂️「めんどくさい親御さんいるって話してたけど、僕、上司にすげえ怖い人いて。
その人の社用車で事故った時にキレられて社用携帯投げられたことありましたよ（笑）」
といったように、多少“過激”なネタでもOKです。
こういった自虐ネタは、その場の空気を一気に和ませる効果がありますし、ゆくゆくは冗談を言い合える関係を作るための”イジリ”のフックになります。
👩「え、それはヤバすぎるw」
👩「なにしてるんですかww」
みたいなイジり発言を誘発して、こちらがイジり返す、みたいなイメージですね。
自虐ネタのポイントは、共有スペースから自然に流れる話題に絡めて話すことでしたね。
でも、もし思い浮かばなければ無理に言わなくても大丈夫です。
たとえば──
👱♂️「そういえば、めんどくさい親御さんの話してましたけど、職場の先輩とか同僚はどうなんですか？」
みたいに、再び“共有スペース”に戻って、相手に質問をしていけばいいんです。
逆に、話題が思いつくなら過激な自虐ネタでもOKです。
会話のセンスを鍛えるには、日頃からのネタ集めとシミュレーションが大事
自虐ネタのセンスを鍛えるには、日頃からのネタ集めとシミュレーションが大切です。
・お笑い番組で芸人のエピソードをチェックする
・友達との会話で出てきた面白いネタをメモしておく
・ふと思いついたことをスマホにメモしておく
そうやって“日常の中で素材をストックしておく”ことで、いざというときに使える引き出しになります。
こうした日頃のシミュレーションは、自虐ネタの練習だけでなく、会話全体のスキルアップにもつながります。
たとえば一人でいるときに、
👱♂️「相手がこう言ったら、こう返そう」
と頭の中でイメージトレーニングをするのも有効です。
僕はナンパ師だった頃、こういった会話シミュレーションをめちゃくちゃやってました。
デートの予定がなかなか入らないときでも、
・本
・ラジオ
・YouTube
・お笑い番組
などから面白いフレーズやエピソードを見つけて、「これは使える！」と日々ストックしてました。
これが、いざというときの「センス」につながってくるんです。
アイスブレイク ➡︎ 相手の話の深掘り をループさせるイメージ
相手の話をどんどん深掘りしていくことで、相手はだんだんとあなたに信頼を寄せていきます。
👩「この人と話すの、楽しいな」
👩「この人、面白いかも」
👩「好きかも」
このように、会話が楽しいと相手はあなたに好意を持つようになります。
そのためには
- アイスブレイクのあとに
- 相手の話を深掘りしていく
というイメージが大切です。
もっと言うと
- アイスブレイク
- 相手の話を掘るフェーズ
- 一通り話題が尽きたら、共有スペースや自虐ネタでアイスブレイクし直す
- また相手の話を深掘りする
というループをどんどん回していくイメージです。
このループをどんどん回して、会話のボールが最初は9:1（あなた:相手）だったのを、最終的には1:9（あなた:相手）まで持っていくのが理想です。
そして、次第に相手があなたに冗談を言ってきたり、いじってくるようになったら、それに返せばいいだけ。
👩「え、KYさんバカすぎませんかw」
👨「誰がバカだよ！（笑）」
といった軽いノリでやりとりするイメージですね。
こうなると、お互いに”冗談を言い合える関係”が築けているということ。
これこそが、ナンパ師やホスト、キャストの人たちが使う“相手との距離を一気に縮める会話テクニック”の全貌です。
まとめ
◾️会話は最終的に「相手にたくさん話してもらう」ことが目的
→ 最初は自分9：相手1の比率から、徐々に1：9へ移行していく。
◾️人は「自分が話しているとき」に楽しさ・好意を感じる
→ 相手がたくさん話している状態が、親密さ・好意形成の鍵。
◾️アイスブレイクでは「共有スペース」と「自虐ネタ」を活用
→ 自己開示によって相手が安心し、自分の話をしやすくなる。
◾️自虐ネタを絡めて質問すると、相手も“プラスアルファ”で答えてくれる
→ 例：「保育士さんって砂かけられたりするんですか？笑」
◾️悪共有とフック会話を使って相手が話したい話題を特定する
→ ポジティブな話題（フック）もネガティブな話題（悪共有）も深掘り可能。
◾️同じ話題でも、相手の反応次第で悪共有にもフック会話にもなる
→ 「保護者が面倒」→悪共有、「でもやりがいある」→フック会話。
◾️深掘りすべきは“話題”ではなく“相手の感情や行動”
→ 主語が「相手自身」になるような掘り方が好意を引き出す。
◾️質問は自然に、仮説を立てて投げると良い
→ 例：「お局さんとかいるんですか？」（流れに沿った自然な質問）
◾️質問攻めにならない工夫：「質問に聞こえない質問」を混ぜる
→ 意見・感想風の表現を取り入れることで圧迫感を減らす。
◾️話題が尽きたら再度アイスブレイクに戻ればOK
→ 自分の話→相手の話へ再び誘導する循環をつくる。
◾️自虐ネタは“冗談のフック”として、冗談を言い合える関係のきっかけになる
→ 自虐ネタは作ってもパクってもいい。
◾️会話のセンスは、日常のネタ集めとシミュレーションで磨かれる
→ お笑い・ラジオ・本などでネタをストックしておくと便利。
◾️会話の理想的な流れは「アイスブレイク ⇄ 深掘り」のループ
→ 話題が尽きたらアイスブレイク→再び深掘り、の繰り返しで親密度アップ。
◾️冗談を言い合える関係を目指すのがゴール
→ 「え、KYさんバカすぎw」→「誰がバカだよ！（笑）」のような関係。
