こんにちは、元ナンパ師のKYです。
今回は「会話が上達するコツ」というテーマ。
結論、会話が上達するコツ。
それは「脱力」です。
もっと言えば、「手を抜いていいポイントを知っているかどうか」。
ここに尽きます。
…とはいえ、これは「全部手を抜いてサボれ」という話ではないんですよ。
ただ、「いつでも全力で頑張らなきゃ」と思っている人のほうが、実は空回ってしまうことが多い。
力の入れ方がわからないから、ずっと肩に力が入ったまま。
そして、気づけば疲れて、会話がしんどくなる。
昔の僕も、まさにこの状態でした。
会話もスポーツも、「全部が全力」は続かない
野球でも、サッカーでも、バスケでもそうでふが、トップ選手って、常に100%の力で動いているわけじゃないんです。
むしろ逆で、「ここは力を抜こう」とか「ここは攻め時」という緩急のコントロールが上手い人ほど、一流になっていきます。
たとえば野球だったら、「このボールは見逃してOK」とか。
サッカーなら、「全力で走らず、ポジションだけ維持しておこう」とか。
バスケなら、「フェイクだけしてリバウンドに行かないでおこう」とか。
こういう“抜きどころ”を知っている選手のほうが、長く活躍するし、無駄に消耗もしません。
デートの会話を全部頑張ろうとすると、怖くなる
これ、デートの会話でも同じです。
最初のうちは、緊張のあまりガッチガチになり、「全部ちゃんとやらなきゃ!」って思っちゃうと思うんですよ。
僕もそうでした。
だから、あなたの気持ちは非常にわかります。
過去の記事でも紹介しているような会話テクニック、いろいろありますよね。
・まずは共有スペースで自然な話題を作って
・自虐ネタで警戒心を解いて
・相手と悪共有で盛り上げて
・そこにフック会話を絡めて深掘って…
どれも効果はあるし、実際に使える技なんですけど、「全部完璧にやろう」とすると、頭がパンクします。
マジで。
「次は…えーっと、この話題に繋げて…」
「今、冗談って言っていいタイミングだったっけ?」
「うわ、間が空いちゃった…ヤバい!!」
——みたいな思考でパニックになります。
で、そうなると逆に会話がぎこちなくなって、相手にも緊張が伝わっちゃう。
そうなると、まるでマルチの勧誘みたいにガツガツさが出てしまい、相手の女性からしたら
👩「え、なんかこの人必死そうで怖いんだけど…」
という状況になってしまうんですよ。
具体的な脱力ポイントは、「相手の話を聞くとき」
では、具体的にどこを脱力すればいいかというと、これは「相手の話を聞くとき」ですね。
デートでの会話では最初、自分から自虐ネタなどでアイスブレイクし、場を温めなければなりません。
そこについても、全力ではなくリラックス。
力の入れ具合を6〜7割くらいにする。
具体的には、いつもよりゆっくりめに喋る、ゆっくりめに動作を丁寧にする。
そうすると、緊張がほぐれます。
ちなみにですが、ホストのローランドさんやGACKTさんなど、ああいう堂々とした所作、落ち着いた声を意識するとデートのTPOではちょうどいい感じに振る舞えますし、自信のある人を演じる意識をすれば緊張もほぐれます。
(ああいうナルシスト的なキャラや発言を真似してはダメですよ(笑)
真似するのは所作、動作、声、姿勢です。)
で、悪共有やフック会話がヒットして相手の話を聞くときは、もう3割くらいでいいんです。
ほとんど相手が喋っているような状況ですから、ここは力を抜いて、適度にリアクションしたり、相手の話を促したりする。
ここは冷静であればあるほど、相手の話を深掘りできる「返し」が思いつきます。
無理に返しが思いつかないのであれば、
「え、マジ?」
「すげえ(笑)」
というリアクションをオーバーめにするだけでもOKです。
脱力してる人のほうが、会話が上手くいく
これは僕のナンパ時代やデート経験を通して強く感じたことなんですけど、力を抜いているほうが口は滑らかに回るし、頭もクリアになるので、会話を冷静に「捉え」られるようになります。
僕も現在は、
「とりあえず会話が止まらなければいい」
「沈黙になったら共有スペースから会話を作ればいい」
「相手が話し始めたら、こっちは頷いてリアクションして、相手の話を盛り上げればいい」
というくらいのマインドで喋っています。
もちろん最初のうちは、意識的に練習することは大事です。
でも、ある程度慣れてきたら「もっとラクにできないかな?」って考えてみてほしい。
「沈黙さえ避けられたら、それで合格」
「話題が盛り上がったらラッキー」
「冗談が通じたら勝ち」
くらいの“ゆるさ”でいいんです。
むしろ、その方がガツガツとした印象も抜けるし、相手も自然に会話できます。
会話って、頑張りすぎると“怖く”なっちゃうんですよ。
ですので、「なんか緊張してしまう」「気が張ってしまう」という場合は、思い切って頭を真っ白にした状態でデートに臨んでみてください。
意識的に「手を抜いて」みてください。
沈黙してもスベっても、上司に怒られるわけでもなければ、殴られるわけでもないですから。