どうも 元ナンパ師のKYです。
みなさん、会話が上手い人の特徴って、わかりますか。
それは、
相手の話を聞きながら、次に何を返すべきかを考えている
のです。
これができる人は、コミュ力がめちゃくちゃ高いです。
多くの人は「相手の話を聞く」ことと「自分が話すことを考える」ことを、別のタイミングでやろうとする。
結果、相手が話し終わってから「あ、何話そう…」と考え始め、間が空いてしまうんですね。
その沈黙が気まずくなる原因のひとつです。
じゃあ、どうすればいいのか。
答えは明確で、相手が話している最中に“理解”と“返し”の両方を同時に行う訓練を積むことです。
でも、この「聞きながら考える」って、実はある程度の読解力や理解力がないとできません。
相手の言葉を聞き取って、その意図や感情を素早く掴み取る。これができていないと、返す言葉が的外れになってしまう。
例えば、相手が「最近忙しくて…」と話し始めたとき。
忙しい理由が仕事なのか、趣味なのか、家庭の事情なのかによって、返すべき言葉はまるで違いますよね。
ここを外すと、せっかくの会話が表面的で終わってしまう。
例えば、相手が「最近忙しくて…」と言ったときに、「そうなんだ、大変だね。」で終わったら、なんとも薄っぺらい会話になりますよね。
だからこの時
👨🦱「最近忙しくてさ…」
と意味深に言ってきた場合は、
👱♂️(仕事だろうか、プライベートだろうか。いずれにしろ、相手の話を深掘りするか)
⬇︎
👱♂️「そうなんだ。仕事?」
👨🦱「まぁ、それもあるんだけど、実は奥さんのお母さんが体調悪くてさ。それもあって忙しいんだよね」
👱♂️『(相手が喋っている間に)…なるほど、仕事とプライベート両方で忙しいのか。ここは労いの言葉をかけるよりも、相手から悩みを引き出して、発散させてあげよう』
⬇︎
👱♂️「それ、タイミング重なっちゃったんだな。今の仕事ってたしかキツいセクションだったよな…」
といった塩梅で、「次にどう言った言葉が適切だろうか?」という言葉を紡ぎながら、相手の話を聞くイメージなんです。
この時、相手の会話や次に来る話題が文脈から予測できなければ、会話は非常に難しく、薄っぺらい返しかできなくなります。
だから、日頃から会話の理解力を伸ばすことが大切なんです。
読書で基礎的な理解力を上げる
理解力を鍛える方法として、僕がまずオススメするのは読書。
読書は「文字から情景や感情を読み取る」という訓練になります。
小説なんかは特にそうで、登場人物の心の動きを文章だけで想像しないといけないですよね。
これが会話の瞬発的な理解に繋がります。
ビジネス書ももちろん役に立ちますが、会話力を伸ばすという意味では物語性のある作品がいいですね。
恋愛小説や人間ドラマのような、感情描写の多いもの。
読んでいるうちに、登場人物の感情の揺れや言葉の裏側を感じ取る力が鍛えられていきます。
(ただ、ビジネス書も難解な言葉がズラズラと並んでいるので、そういった難解な言葉の理解力を鍛えるには非常に有用なのですが…)
ただ、読書だけだと「表情」「声のトーン」「間」みたいな非言語情報は鍛えづらい。
ドラマや映画は、リアル寄りの恋愛ドラマを
そこで次にオススメなのがドラマや映画を見ることです。特に、リアル寄りの邦画や恋愛ドラマ。
最近だと目黒蓮さんと川口春奈さんの『silent』がすごく良かったですね。
台詞の間や視線の動き、ちょっとした笑い方の違いに、登場人物の感情が滲み出ている。
ああいう作品は、セリフそのものよりも「相手の表情・会話のテンポ、トーンの揺れ」を感じる練習になります。
恋愛リアリティーショーは会話の教科書
さらに強く推したいのが、恋愛リアリティーショー。
昔なら『テラスハウス』、
最近ならば『バチェラー』『バチェロレッテ』がいいですね。
あとはNetflixで配信されている『オフラインラブ』『ラブ・イズ・ブラインド』あたり。
中でも『バチェラー』は女性の本音を知るのに最適です。
男性1人を巡って複数の女性がアプローチするので、普段はなかなか見えない女性同士の会話や駆け引きが映し出される。
というか、めっちゃくちゃギスギスしてるので
👱♂️「うわ、女怖えぇぇ…(でも、裏ではこんなこと考えてるんだな)」
と言うくらい勉強になります。笑
恋愛リアリティーショーのもうひとつの魅力は、スタジオメンバーの解説ですね。
特に『テラスハウス』の山里亮太さんのコメントは秀逸。
芸人としての観察眼と、コミュニケーションのプロとしての分析力がすごくて、非常にわかりやすいです。
「あの発言はこういう意図だったんじゃないか」
「この沈黙は脈アリかもしれない」
「ここ、わざとこういう発言をして駆け引きしたんじゃない?」
という、会話・お笑い・コミュニケーションのプロの目線で解説されると、気づけなかった表情の揺れや文脈、そういったものの”意図”に気づけます。
コミュニケーション上の理解力を高める上で、めちゃくちゃ勉強になりますね。
作品を見るときに意識して欲しいことは4つ
ドラマやリアリティーショーを見るときに意識してほしいのは、以下の4つ。
- 表情
- 声のトーン
- 話すテンポ
- 会話の意図
例えば、告白シーンで女性が「うれしい」と言いながら、声が小さく、間があって、トーンが下がっていて、目が泳いでいたら…本音は違うかもしれません。
逆に、少し照れながらも笑顔で言っていたら、好意は本物かもしれない。
こういう“言葉以外のサイン(非言語的なコミュニケーション)”を拾えるようになると、会話の理解力がグンと上がります。
それに恋愛リアリティーショーやドラマは、女性との会話ネタになること。
恋愛リアリティーショーの視聴者層は、女性が非常に多いです。
だいたいの女性が興味がなくても友人との会話ネタのために見ている人もいます。
ですから、たとえばデートや飲み会で
「最近『バチェラー』見た?」
と切り出すと意外と見てる人が多くて話題になります。笑
そこから登場人物の話、印象的なシーン、誰が好みか…と、自然に話題が広がりますよね。
恋愛リアリティーショーやドラマを見ることは、会話のシミュレーションにもなります。
登場人物がどんな言葉を選んでいるのか、どんな間で喋っているのか、それを見ているうちに自分の中に“会話の引き出し”が増えるんですね。
アニメよりも、リアルな作品の方が教材になる
もちろんアニメも面白いですし、会話ネタとして役立つこともあります。
ただ、会話の理解力を鍛えるという目的なら、正直そこまで効果は高くありません。
理由は単純で、アニメは二次元的な動きや表情に制限があるから。
人間特有の微妙な目線の動き、息遣い、表情の変化、間の取り方といった「リアルの会話に出る非言語的なコミュニケーション」が再現されにくいんですよね。
脚本や演出も、現実のテンポとは違い、オーバーな表現や展開が多い。
もちろんアニメが悪いわけではありません。
むしろ「話題づくり」としては役立ちます。
ただし、非言語コミュニケーションの練習としては、やはり実写作品に軍配が上がります。
ここまで恋愛を中心に話してきましたが、この「会話の理解力」はビジネスや友人関係でも大きな武器になります。
例えば、仕事で上司が「まあ、今回はなんとかなるだろう」と言ったとき。
その声色や間から「本当はまだ不安があるな」と察知できれば、追加の提案や確認ができる。
友人が「全然大丈夫だよ」と笑顔で言っていても、少し目が泳いでいたら、裏にある不安や寂しさに気づける。
こういう小さなサインに敏感になると、人間関係全般が円滑になります。恋愛だけでなく、信頼構築や問題解決にも直結するスキルです。
会話の理解力や観察力は、生まれつきの才能ではなく、意識すれば誰でも伸ばせます。
ただぼーっとテレビを流すのではなく、
「この人、なんで今こういう顔をしたんだろう」
「なんで今間が空いたんだろう」
と、自分なりに仮説を立ててみる。
それを解説者や他の人の意見と照らし合わせる。
この繰り返しが、理解力の筋トレになります。
最初は気づけなかったことが、ある日ふと「あ、この反応は…」と見抜ける瞬間が来る。
その時、あなたの会話力は相当なものになっていますよ。
ではまた。