どうも、元ナンパ師のKYです。
今回はちょっと怖い話です。
まず、重大なことを言います。
これを見てくださっているあなた。
あなたは、間違いなく喋りすぎです。
…衝撃的な振りから始まってしまったんですけれども、今日のテーマは
「間違いなくあなたは喋りすぎている。」
というお話。
まず、あなたは”確実に”喋りすぎています。
普通に友達とか、恋人だったり、マッチングアプリのデートで女性と会ったり、職場の人とも会話していると思うんですよ。
でも、これはあなただけじゃなくて、世の中のいろんな人も同じです。
僕自身もそうだったんですが、みんな自分が喋りすぎてしまっている。
会話の比率が自分:相手=5:5だとしたら、だいたい自分が6か7、多いと9ぐらい、場合によっては9.5ぐらい喋ってしまっていることもあります。
そうすると何が起こるかというと、あなたと話している相手は
「つまらないな」
と思ってしまうんです。
僕は無料マガジン『コミュ力向上キャンプ』というブログを運営しています。
元ナンパ師としての知見を活かし、恋愛や友達作り、普段のコミュニケーション、身だしなみなど、男性のモテに関わる総合的な情報を発信しています。
その中で口すっぱく言っているのは、
『会話というのは、誰しも自分が話せば話すほど楽しいと思ってしまうもの』
だということ。

人は、他人の話を聞いているときよりも、自分が話しているときのほうが楽しいんです。
自分の好きなもの、好きなアニメやドラマ、好きなブランド、自分の過去や頑張ったことについて話すほうが楽しくて、それを関心を持って聞いてもらえると、とても嬉しくてべらべら喋っちゃうんです。
会社の飲み会で自慢話や武勇伝を語る上司っていますよね。
あれは、話している本人が楽しいからです。
本人は「お前のためだから」なんて大義名分を言いますが、本音のホンネは「語っていて気持ちいいから」なんですよ。
キャバクラやホストに通う人がいるのも、自分の話を聞いてくれるから。
カウンセラーにお金を払って悩みを相談するのも、実は同じ理由です。
歴史上、「話を聞く」という仕事はずっと売れてきました。
それは、自分が話している瞬間が楽しいという人間の本能があるからです。
占い師が成り立つのも、占いという学問で人の将来を言い当てるパフォーマンスもありますが、それ以上に「自分の話を聞いて、不安を解決できて、スッキリできるから」という理由があります。
僕は20代の頃から、それをすごく意識していました。
だから、あえて言いますが——最近、会話しましたか?
友達でも同僚でもいいのですが、その時どう思いましたか?
楽しかったですか?
もし「楽しかった」と思ったならば、あなたは間違いなく喋りすぎています。
そのとき、自分はどれくらい喋っていましたか?
相手の話をどれくらい聞いていましたか?
相手の話を遮っていませんでしたか?
自分の好きな話題を延々と喋っていませんでしたか?
…まさか、説教やアドバイスなんてしていませんよね?
これ、一つでも当てはまったら危ないです。
間違いなく、相手から「うざい」、「話が長い」と思われています。
会話の大原則は二つあります。
一つ目は「キャッチボール」。
自分が喋ったら相手に返す、相手が喋ったら自分が返す。これが会話というゲームの基本です。
二つ目は「話題から逸れないこと」。僕はこれを簡単に「話題のマジカルバナナ」と呼んでいます。
「バナナと言ったら黄色」「黄色と言ったら信号」「信号と言ったら車」というように、話題から逸れずに会話を続けていくということです。

会話が上手い人は、この二つの大原則——キャッチボールとマジカルバナナのルールが体に染み込んでいます。
そしてもう一つ。
『会話は、自分が話しているときが楽しい。』と強く意識すること。
つまり、自分が喋って「楽しい!」と思っているとき、その時点で相手は聞き役になっていますが、相手が楽しいとは限らないんです。
逆に、相手が楽しそうに話していて、自分が熱心に聞いているとき、相手からは「この人話しやすい」「この人面白い」と思われます。
なぜなら、自分の話を熱心に聞いてくれて、時に肯定してくれるから。
だからこそ、会話はキャッチボールとマジカルバナナなんです。
会話というのは、自分が話している瞬間が楽しい。
そして、それを聞いてくれる相手に心を開きます。
だから、ホストやキャバクラがあんなに流行っているのは、見た目がきれいだからだけではありません。
あなたの話を熱心に聞いて、肯定してくれるから。どんなときもあなたの味方でいてくれる(ように見せているから)なのです。
逆に、説教や武勇伝ばかり語る人が飲み会で嫌われるのは、自分の話ばかりしているからです。
これはおじさんやおばさん、おじいちゃんおばあちゃんにもよくあることで、どうしても年下に対して「自分のほうが上だ」と思ってしまい、話の主導権を握りたがる。
その結果、「うざい」と思われやすくなる。
この印象が積み重なって、「おじさん」「おばさんってうざいよね」という共通認識が世間でできてしまっているわけです。
もちろん、それに当てはまらない人もいますよ。
たとえば、自分の話を全然せずに、相手の話をただただ熱心に聞いてくれるおじいちゃんや、おばあちゃん。
映画や小説にもそういうキャラがいますよね。そういう人は本当に好かれます。
僕の昔の知り合いにも、“めちゃくちゃモテるおじさん”がいました。
オフ会やバーなどに頻繁に顔を出しているような人でしたが、どこ行ってもとにかくモテる。
理由はシンプルで、その人は本当に人の話をよく聞くんです。
これは芸能界でも同じです。
アンジャッシュの渡部さん。
スキャンダルで話題になったこともありますが、あれだけモテるのには理由があります。
なぜかというと、彼はものすごく聞き上手だから。
「え、渡部ってグルメの自慢ばかりしている人でしょ?」と思うかもしれませんが、あれはキャラです。
実際に彼の著書『超一流の会話力』を読むと、相手の話を引き出し、盛り上げる技術に長けていることがわかります。
僕も恋愛に特化したブログをやっているので、この本を読んだとき
「いや、俺が書いていることやんw」
と思うくらい同じ内容が書かれていました。
喋りのプロである渡部さんが指南している方法ですから、僕のブログを読んでいる皆様も、この本、絶対読んだ方がいいですよ。
それくらい会話において本質的なことが書かれていて、本当に面白い本でした。
渡部さんも、僕の知り合いのおじさんもそうですが、
人は「話を聞く人」に好意を抱きます。
今まで会ってきた、えげつなくモテる人は例外なく「話を引き出すのがうまい」人でした。
テレビのバラエティ番組でもそうです。
長く続く人気コーナーや企画は、出演者・MCの聞く力が活きています。
だからこそ、みなさんも「この会話楽しかったな〜」と思ったときこそ意識してください。
「いや今、自分は喋りすぎていないか?」と。
僕はこれを何年も気をつけています。
喋りすぎない、話題を逸らさない。この2つを常に意識してきた結果、今では自然にできるようになりました。
おかげで、結婚してからも正直、モテています。
だからこそ、会話の比率は6対4、7対3、8対2、最終的には9対1ぐらいまで相手に譲ること。
どんどんボールを相手に渡して、相手に喋らせること。
それが相手から好かれ、信頼され、モテるためのロジックです。
覚えておいてください。
あなたが「この人との会話、楽しいな〜」と思っているときは、自分が喋りすぎている可能性が高い。
逆に「この人の話を聞くのが楽しいな」「引き出すのが面白いな」と思えたとき、その瞬間、あなたは相手から好かれています。面白いと思われています。
これからの会話では、「自分が楽しい=相手も楽しいとは限らない」ということをしっかり意識してください。
そして、「相手が楽しそうに喋っているとき=あなたが好かれているとき」という構図を、絶対に覚えておいてください。
ではまた。