どうも 元ナンパ師のKYです。
僕はよくブログで、アニメやゲームの例えを出します。
ハルヒとか、遊戯王とか、モンハン、SEKIRO、SAOなど
よく言ってますよね?
これ、わざとやってます。
おそらくですが、僕のブログの読者が22歳~35歳が中心で、僕と同じようにアニメや漫画、ゲームが好きで、そういうカルチャーで育ってきた世代が多い。
逆にジャニーズや男性アイドル・ディズニー・ブランドなど、女性が好きなモノ、カルチャーの知識がほとんどない、交際経験がない、あるいは少ない男性が読者だろう。
という想定と予測を立てて、ブログの運営をしています。
これ、マーケティング用語では「ペルソナ設定」といいます。
そう、あのペルソナです。
(ちなみに私が一番好きなキャラは、ペルソナ3のアイギスです。)
ペルソナ設定とは、「マーケティングを行う上で、顧客である人の属性、性格、年齢、行動パターンなどのパーソナルな情報を設定する」という手法です。
例えば、コンビニスイーツをマーケティングするときのペルソナ設定であれば
「購入するのは2~30代の女性。
となると、バリバリ働き盛りで、
仕事で疲れてコンビニに立ち寄るだろう。
そこで少しだけご褒美に、とスイーツを買うだろう。
だからこそ、少し高めだけど、充分買える値段設定で、ホイップクリームをふんだんに使って高級感を演出して・・・」
という具合に、
「おそらく、こういう層の顧客が購入するだろう」という予測をして、そこに刺さる商品開発から広告、商品の陳列、価格設定、(あるいは販売までの動線)を組むのです。
まさしく、僕が度々言っている
「あらゆる事業は、顧客から創造される(ドラッカーのマネジメント での名言)」
という言葉に則した、れっきとしたマーケティング手法なのです。
ちなみにですが、デキるナンパ師もこのペルソナ設定の手法を使います。
例えば、ストリートナンパ。
ギャルをナンパしたい人であれば、ギャル向けの雑誌を読み込んで、見た目もギャル男系にしたり、あるいはLDH寄りのヤンキーっぽいファッションをして、昔であれば渋谷のセンター街などで声をかける。
逆にnon-noを読んでいるような2~30代の普通の清楚な大学生、OLがターゲットであれば、ジャニーズや韓流アイドルのような中性的な見た目を作ったり、ジャニーズなどの会話ネタを調べて、恵比寿やOLであればコリドー街などで声をかける。
ネットでの活動であれば、前者であれば「ぎゃるる」、後者であればwithやペアーズなどをやっているでしょう。
こういうように、自分が”狙う属性”によって、見た目も会話ネタ収集も、はたまたキャラクターでさえ準備するのです。
そしてこれは、僕ら「恋愛系の情報発信クリエイター、情報商材」でも同じことが言えます。
僕が購入してきた中で、神的な情報商材とそれ以外のクソを分ける境目の一つが、この「ペルソナ設定をやっているかどうか」です。
神的な商材は、もちろんこのペルソナ設定を意識しており、それは商材の中で出てくる単語、語り口、文章構成から解説、図解に至るまで細部に宿ります。
ですから、非常にわかりやすく、スッと腹落ちする発信ができています。
ですが、それ以外のクソ商材では
「俺のやり方はこれです!(バーン!)」
で、終わりなんですよ。
言葉も拙いし誤字脱字も多い。
解説も雑で非常にわかりにくい。
あからさまに読者を見下す。
あと、だいたい「モテるためには金を稼げ」とか言っているヤツの情報商材は絶対ペルソナ設定をしていません。
あるいは不十分すぎる。
前者であれば、顧客(読者)から逆算したコンテンツ作りを徹底していますが、後者であれば、本当に自分よがりで書かれているな、と感じます。
つまりは、読者の悩みを特定し、読者の欲しいものから逆算して、課題解決できるマーケティングをしているのか
はたまた、自分の成功体験だけ語れば売れるという、マスターベーションじみたマーケティングしかしていないのか。
その違いなんですよ。
これ、今この記事を読んでいる、同業者である「あなた」にも言っているんですよ。
noteなんかを見ているとこのペルソナ設定ができている同業の発信者、ほっとんどいませんからね。
……さて、みなさん。
「俺のやり方はこれです!」
「モテたいならお金稼いでください!」
と、独りよがりなマーケティングをしているクリエイターがモテると思いますか?
私はモテないと思います。
なぜなら、女性と接するときも、きっと同じように接しているから
ハイブラのロゴドンTシャツをこれ見よがしに見せて
「俺が、俺が」というように主語が常に俺から始まるような会話をして
パワープレイでオラオラして口説く。
そんな人が、本質的にモテるとは思えません。
金やステータスでモテるでしょうが、無一文になったらたちまち相手にされなくなるでしょう。
ましてや、再現性のある方法を人に教えることなんて、絶対に無理でしょうね。
そしてこれは、これを読んで今まさに恋愛活動をしている皆さんも同様です。
「KYさんに言われたから、ペアーズやってます」
「KYさんに言われたから、中性的な見た目を作りました」
「KYさんに言われたから、高い革靴買いました」
「KYさんに言われたから、冗談を言い合える関係を作ります」
それじゃダメなんですよ。
”なんで”僕がそう教えてきたのか、考えてください。
そこが腐ってたら、おざなりであれば、彼女を作るなんて夢のまた夢ですよ。
もう一度言います。
「あなたの顧客は、誰ですか?
何が好きで、何が嫌いで、どういう価値観を持っていて、
何時に寝て、いつ何を食べているか、想像したことありますか?」
ではまた。