人との衝突、喧嘩が怖い、人とギスギスするのが怖くて、何も言えない
という人が、こういった「人との摩擦」を克服するためにうってつけの練習方法があります。
それは
「人の喧嘩を見て”慣れる”」
ことです。
人との喧嘩が怖い人は「摩擦恐怖症」である
人とのギクシャクしたり、喧嘩になったり険悪になるのが怖いという人はたくさんいます。
で、そういう人たちは、なぜ喧嘩や険悪な雰囲気を怖がるかと言うと
「人との摩擦」が怖いのです。
人とギクシャクする、険悪になった時のピリピリとした”摩擦”、気まずさ、空気感が怖いのです。
ですから最近は人との衝突を怖がり、人と関わらない、本音を言わないという人が増えてきました。
ですが、そういう「人との摩擦」を怖がってしまうと、本音を言えずにストレスを抱える、あるいは自分ばかり我慢してしまう、といった不利益をこうむりやすくなります。
僕の例ですが、以前妻と居酒屋に行った際、隣の客にダル絡みをされ、ウザいイジりをされたことがあります。
後から考えれば、話を切って会計をするなり、店員を呼ぶなりすればよかったのですが、謎にことを荒立てないように、と思ってしまい何も言えずに帰りました。
ですが、やはりその時のことを思い出すと未だにモヤモヤします。
このように、その場で適切に言うべき時も、人生は多々あります。
そういう時に人との摩擦を怖がっていると、僕のように言いたいことも言えず、不利益を被って泣き寝入りすることもあります。
人の喧嘩を見て、摩擦恐怖症を”麻痺”させる
では、どうすればいいか。
そこでうってつけの方法こそが
「人の喧嘩を見て、慣れる」
ことなんです。
例えば、スポーツであれば格闘技がオススメです。
ああいう本気の殴り合いを見ると、
「俺が怖がってる人との衝突なんて、大したことねーじゃん・・・」
と、だんだんと慣れていきます。
また、それ以上にオススメなのは
・マネーの虎などで人が説教されているシーン
・バチェラーなどで女性同士がバチバチになっているシーン
・ドラマの修羅場シーン
・そのほか、芸能人がガチギレしたり、一触即発の喧嘩になりそうなシーン
など、殴り合いではないけどその場にいたら思わず目をそむけたくなるような、冷戦のような気まずいシーンを見るのです。
ちなみに最近僕がハマっているのは、堀江貴文さんがされているREAL VALUE (リアルバリュー)という番組です。
毎回堀江さんや三崎優太さん、溝口勇児さんなど、錚々(そうそう)たる起業家たちの前でプレゼンをする番組なのですが、時には怒号や喧嘩、ピリついた雰囲気が充満している番組で、とても面白いです。
これ、最初は目をそむけたくなるし、相当ツラいと思います。
そういう人は、無理せず少しずつ見る、という方法でも問題ありません。
ただ、これを繰り返していくと、だんだんと慣れます。
慣れるというか、感覚が「麻痺」してきます。
「あー、人って怒るとこういう顔するんだなぁ」
「この人めっちゃ声荒げてて面白いな」
というように、怖いシーンがむしろ面白くなってくるのです。
今までやったことがない、『怖い』と思うことをやってみる
また、これに加えてオススメの方法が
「今までやったことがない、『怖い』と思うことをやってみる」
という荒療治です。
例えばなんですが
・ジェットコースターが怖いけど、乗ってみる
・ホラー映画が怖いけど、一人で見てみる
などなど。
自分が今まで怖くて避けていたことを、あえてやってみるのです。
それこそ格闘技やプロレスの試合を生で見てみるとか、めちゃくちゃ効果ありそうですね。
もちろん、そういった思い切ったチャレンジが難しいのであれば、まずは
・女性しかいないような可愛いパンケーキ屋に一人で行ってみる
・一人ディズニー
・一人カラオケ
など、身近で思わず恥ずかしくなるような、ドキドキするような体験を意図的にしてみると、胆力が鍛えられます。
経営者や成功者、ナンパ師やホストには「摩擦不感症」が多い
経営者やナンパ師、ホストには、それこそ摩擦をものともしない
摩擦不感症
の人が多いです。
経営者なんてそれこそ、人との摩擦があって当たり前、そのうえでマネジメントをしていくのですから、いちいち人との摩擦にビビっていたら、やっていけるはずがありません。
そしてナンパ師も、女性との修羅場から女性に罵詈雑言言われ、さらには道行く人に声をかけて無視されることなんてザラにあるわけですから、いちいち人の摩擦を気にしている余裕なんて、ないんですよね。
そしてこういう人たちは、
「人との摩擦が起こる最前線でしか手に入らない”利益”がある」
と知っているからこそ、むしろ人との摩擦を容認しているフシがあります。
上でも述べたように、人との摩擦や衝突を怖がっていると、自分ばかりが我慢したり、本当にやりたかったことを言えない、できない状況に陥ってしまい、不利益を被ることが多くなります。
ですがここで、ガツンと言う時はガツンと言う、という手札があると、本来我慢しなければならないようなことを回避できたり、あるいはビジネスチャンスや恋愛であれば、相手の塩対応をかいくぐって、ものすごくモテたりできるんですよね。
もちろん、誰かれ構わず喧嘩をふっかけるのは論外ですが、自分が本当に譲れない部分に手を出された時、すぐに刀を抜けるように自分の「摩擦耐性」を日頃から上げておくことは、めちゃくちゃいい練習になりますよ。
ちなみに僕はよく、人との摩擦が起こる、起こりそうな瞬間、あるいはガツンと言わなきゃいけない時は、
・専門学生時代のめちゃんこ理不尽だった担任
・前職でのパワハラ、怒鳴られた経験
・ナンパ師時代の修羅場
などを思い出して
「まぁ、あれよりはマシだな」
と冷静になっています。(笑)
ですから、皆さんも人との摩擦を見て、慣れて、というかむしろ人との摩擦を見ると興奮するくらいのメンタルでいると、いざという時、言うべき時にはっきりと自分の意見が言えるようになりますよ。
自分の意見を言うなんて、堀江貴文さんに喧嘩売るよりも楽勝でしょ?笑