ナンパ師はみな、恋愛は“営業”だと思っています。

KY

こんにちは。KYです。
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少し、身の上話にお付き合いください。

以前、結婚式場の見学に行ったときの話です。


僕らは結婚式を開くために、以前、妻と一緒に3〜4ヶ所ほど式場を見て回りました。

いろいろな式場があって、うち一つは、すごく格式高いホテルウェディング(ホテル内で行う挙式会場のこと)で、本当に素晴らしい場所でした。

ただ、ある一ヶ所が本当にひどいところでした。

 

そこは都内近郊にある“一棟貸切型”の結婚式場だったんですが、まず会場がとても汚い。

テーブルや家具の角には傷がついていて、それがそのまま放置されていたんです。

さらに、スタッフの対応も最悪でした。

他の式場では、入口から丁寧にプランナーさんが案内してくれるのに、そこでは「まずは事務所に入ってください」と案内され、何の説明もないまま待たされました。

しかも下座に座らされる形で案内されたんです。

担当のスタッフは若くて、言葉遣いもひどいものでした。

こちらが何か言うと

「やばいですよね!」

「すごいですよね」

「えぐくないですか?」

など、敬語もろくに使えず、まるで友達と話しているような話し方。

要は、教養がない。

今まで会ったウェディングプランナーの方々は、言葉遣い、動作、目線、メイク――すべてにおいて“隙のない身だしなみ、振る舞い”をしていました。

でも、彼女は全く違う。

・メイクはケバケバしくて場にそぐわない

・爪は長いチップネイルで不潔に見える

・スーツも安っぽく、明らかに量販店で買ったようなもの

 

そして、自己紹介の中で

「前職はダンサーをしていたんですよね〜。で、先月この業界に興味を持って転職したばかりで、まだわからないことだらけです!笑」

と話してきたのです。

 

考えてみてください。一生に一度の結婚式。

その担当者が「私は初心者です」「何もわかりません」って言っているようなもの。

この時点で僕は

 

👨「あー、こいつ頭悪いわ、笑」

と思いました。

 

例えば、家を買うときに、担当者が

「先月入社しました!気合いはあります!わからないことばかりですが、一緒に頑張りましょう」

と言ってきたら、どう感じますか?

「え、こいつ、ヤバい・・・・」

と思いますよね。

 

その後、会話の中でおもむろに、僕の妻に対して

「もしかしてハーフですか?」

と聞いてきたんです。

たぶん、本人としては「美人ですね」くらいの“褒め言葉”のつもりだったんでしょう。

でも、見た目について軽々しくコメントしたり、年齢を聞いたりするのは、普通に考えても失礼だと思いませんか?

ウェディングプランナーならば尚更。

彼女には、それが「失礼に当たる」という感覚がないんです。

 

だから、良かれと思って、つい口にしてしまう。

その瞬間、場が凍りついてしまいました。

 

「ここでは絶対に結婚式は挙げられない」

そう思った決定的な瞬間でした。

使われているボールペンだって100均で買ったような安物、パンフレットはフリー素材で作ったかのようなデザイン、ロゴもダサく、ファイルも100均で買ったような使い古し。

足元を見たら、合皮のローファーを履いていて、先端が割れて破れていました。


「靴の手入れもできていない、メイクも整っていない、爪もチップネイルで不潔感がある

――こんな人に人生の大切なイベントを任せたくない」

と思いましたね。

 

最終的に、僕たちはその式場を選びませんでした。

理由はシンプルで、

「自分たちの大切なお金と時間をここに投じたら、絶対に後悔する」

と思ったからです。

ただ、今回の経験は「ブログに書けるから、まあいいか」と思えるほど、ある意味で“勉強”になりました。

でも、普通の人だったら間違いなくカンカンに怒ると思いますね。

 

結婚式場でただ説明を受けに来ただけなのに、こんなにもひどい接客をされて、3時間という貴重な時間も奪われたんですから。

一番ムカつくのは、「お金を奪われること」ではなく「時間を奪われたこと」です。


その上、僕たちは交通費も無駄にしてしまいました。

それなのに向こうは、見積もりを急かすような態度で「早く決めてください」と言わずとも遠回しに急かしてきました。

こちらの都合なんて無視。

僕たちは「2週間くらい考えてから決めたい」と伝えていたのに、しつこく食い下がってくる。

完全にセールストーク。押し売りです。

決めないなら帰ってくれ、買うならさっさと決めてくれ、というような対応でした。

 

下手くそなセールストークと、足元を見てくるような姿勢――僕には、彼らが「お金のことしか考えてない」としか思えませんでした。

だから、その式場は即却下したのです。

目次

恋愛は営業と同じ。

なぜ、こんな話をしたのかというと――

この体験、恋愛にめちゃくちゃ通じていると思ったからなんです。

この記事を読んでいる男性の皆さんの中には、マッチングアプリをやっていたり、街コンに行っていたり、恋人を作るために何かしらの婚活をしている方も多いはずです。

僕は、今回の結婚式場の件を通して、「恋愛も、営業と同じだよな」と改めて実感しました。

だからこの記事を書いたんです。

この記事のタイトルにもあるように、恋愛において大切なのは、

「自分を営業だと思って、相手と接すること」

なんです。

女性はあなたの“見た目”で判断している

汚い店、つまらないトーク、清潔感のない格好、合皮のボロボロの靴……

そういう外見だと女性はパッと見た瞬間すぐに「ナシだな」と思い、あなたを足切りします。

これは、マッチングアプリで女性と会うときも同じです。


あなたが選んだカフェがボロボロだったら、それだけで「帰りたい」と思われる。

しかも、段取りが悪くて駅の改札で待ち合わせ。

炎天下の中、渋谷駅みたいな場所であれば人混みで待たされる。ナンパも多い、その時点で不安と不快感しかない。

そして、ようやくあなたが現れたと思ったら、

  • 足元は合皮のボロボロのレザーシューズ、あるいは安っぽいスニーカー
  • ダサいパーカーやよれたシャツ
  • 青ヒゲや伸びた爪に黒い汚れ
  • おじさんが背負ってそうなショルダーバッグ

――そんな見た目だったら、もうその時点で女性は「うわ、ハズレだ…」と思います。

 

でも、女性ってその場で「帰ります」って、なかなか言えないんですよ。

僕も今回、式場で「このプランナーは無理だ」と思ったけど、その場で「じゃあ、もう帰りますね」とは言えませんでした。

男の僕ですらそうなんですから、女性ならもっと言えないでしょう。

 

「無碍に断ったら何をされるかわからない」

「SNSに悪口を書かれるかもしれない」

「怖い思いをするかもしれない」

 

そう思って、とりあえずニコニコして、その場をやり過ごすしかないんです。

会話でも“地雷”を踏んでいませんか?

 

ようやくカフェに入っても、予約していないから並ばされる。

やっと入れた店は、料理がまずくて接客も悪い。そんな中であなたは、自分の話ばかり。

「僕、こういう趣味があって…」

「最近このアイドルが好きで…」

だったり

「お仕事なにされてるんですか?」

「趣味は何ですか?」

「土日何してるんですか?」

みたいな、もう100万回以上も聞かれたであろう質問をロールプレイされる。

 

でも相手の女性は寛大で、あなたに対して

「実は最近、SnowMan好きで。目黒蓮推してるんですよね」

と言ってきたとします。

それに対してはあなたは

 

「え?Snow Manの目黒蓮?……誰それ?」

「へぇー、そうなんですね」

 

あなたがこんな反応をした時点で、女性からしたら

 

「この人、私に興味ないんだな」

「ただ“ヤリたい”だけなんだな」

「会って損した」

 

って思うわけです。

会話の本質は、相手の話を”引き出すこと”

人は、自分の話を”上手く”聞いてくれる人に心を開きます


自分の話に興味を持ってくれること、ちゃんとリアクションをしてくれること。

逆に、自分の話ばかりする男性、自慢話ばかりする男性は、すぐに足切りされます。

そして「この人、無理だわ」と思われて終わり。

 

あなたが女性と話していて、もし相手が流行っているものや好きなものについて話してくれたとします。

そのとき、あなたが「誰それ?」「よくわかんない」と返してしまったら、相手はどう思うでしょうか?

 

「この人、私に興味ないんだな」
 

「なんにもわかってないんだな」

 

――その瞬間にあなたは彼氏候補の”対象外”です。

要は、自分の好きなものと同じ分野を知らない人、教養がない人はドン引きされるんです。

そして女性は、自分よりも“教養がない人や話の合わない”とは一分一秒も一緒にいたくないと思っています。


なぜなら、時間の無駄だし、一緒にいて不愉快だからです。

 

教養がある人なら、女性に年齢を聞いたり、仕事の話を根掘り葉掘りしたりしません。

なぜなら、それが地雷になる可能性があることを知っているからです。

だからこそ、相手が話しやすい話題を選んだり、女性のプロフィールを事前に読み込んで

「こういうことが好きそうだな」

「こういう話をしたら楽しんでくれそうだな」

と準備をしておく。

 

そういった細やかな配慮ができる。

自分がよく知らない話題でも、興味を持って聞くことができれば、相手は

「この人、ちゃんと聞いてくれる人だな。」

と感じてくれるんです。

だから例えSnowManも目黒蓮も知らなくても

「え、ごめん、初めて聞いた。

好きになったきっかけとかあるんですか?」

だったり、そこでアドリブを効かせて

「あ、その人詳しくないんだけど、友達も推してました!どう言うところが好きなんですか?」

と聞くことだってできますよね。

 

ちなみにナンパ師もホストも、普段から女性誌や女性の好きなブランド、YouTuber、音楽、アイドルなどは常に追っています。

それは女性との「会話ネタ」を増やすだけでなく

・女性の好きなものを知ることで、女性が考えていること、女性心理を掴む

・女性に「話が合わない」と思われないようにする

ためでもあるんですね。

清潔感・服装・言葉遣いも全部“営業スキル”

  • 靴がボロボロなら、それだけで不快に思われる
  • よれた服、安っぽい靴は「だらしない」と思われる
  • あまりにもひどい言葉遣いドン引きされる

――こういうところに女性は敏感です。

 

別に服はオシャレじゃなくていいんですよ。

でも最低限、“きちんとしている”と思われる服装をすべきなんです。

カフェの選定も同じ。

ちゃんと事前に予約を入れて、席の間隔や雰囲気、料理や接客などもリサーチしておく。それだけで、「この人ちゃんとしてるな」と思ってもらえる。

会話や言葉遣いは、親しくなってくれば多少砕けてもいいですが

「え、そんな最悪な人●ねばいいのに」

とか

「それは腹立ちますね、俺ならぶっ●してますわ」

とか、

相手がドン引きするような言葉遣いは一発OUTですね。

恋愛は“営業”であり、“競争”である

よく恋愛ハウツー本では、「主導権を握れ」「マウントを取れ」とか書いてありますが、そういうこと書いてる人は何もわかってないです。

てか、モテてないです。

本当に大事なのは、

 

「相手に不快な思いをさせないこと」

「相手を楽しませるために、自分がどれだけ準備できるか」

 

それがすべてです。

 

マッチングアプリって、ただの商談のツールでしかないんですよ。


プロフィールは広告、メッセージはDM、そこで会う約束(アポ)を取り、そしてデートはプレゼン・商談の場なんです。

その場であなたがすべきことは、「自分に価値がある」と思わせること。

  • 清潔感ある服装
  • 段取りの良さ
  • 気配りされたカフェの選定
  • 相手に興味を持った会話
  • 話しやすい空気感の演出

こういった“小さな気配り”の積み重ね”が、女性に「また会いたいな」と思ってもらえる理由になるんです。

相手に選ばれるために必要なこと

営業では、プレゼンのあとにクロージング(商談成立)があります。

恋愛でも同じ。

あなたは「付き合いたい」と思っているかもしれないけれど、それを無理やり押し付けたら、ただの押し売りです。

本当に大事なのは、

相手が自然と「この人と一緒にいたいな」と思ってくれる状態を作ること。

そのためには、まず“下手(したて)に出る”こと。


「俺のことをもっと知ってよ!」じゃなくて、まずは相手の話を聞く


自虐ネタや身の回りにあるものから連想する話しやすい会話などのアイスブレイクから始めて、自己開示して、相手が安心して話せる空気を作る。

そこからようやく、相手の好みや価値観、悩み、考えに触れていくんです。

自分が選ばれなくても、“楽しい時間”を提供できたかが勝負

恋愛っていうのは、“選ばれる”立場に自分を置くことでもあります。


でも、それでいいんです。

「選ばれなかった=失敗」じゃありません。


むしろ、「この人と過ごした時間、楽しかったな」と思ってもらえたら、それはあなたが“価値を提供した”ということ

そしてその経験は、必ず次の出会いに活きます。

僕はナンパをしていた頃、完全に営業のつもりで現場に立っていました

この2時間で、相手を楽しませることができなければ、SNSに悪口を書かれるし、二度と会ってもらえない。

だから、

  • 外見もちゃんと整える
  • 会話の流れも準備する
  • 相手のために全力で話を聞く
  • 一人ひとりに合わせた接し方を考える

――すべてを「相手のために」やっていました。

相手の時間を奪っている、という意識を持て

あなたが女性と会うということは、その人の貴重な2時間、3時間を“奪っている”ということ。

ならば、その時間を「無駄だった」「不快だった」と思わせるのではなく、

「あの人と話せて楽しかったな」
「また会ってもいいかも」

と思わせなければいけません。

そのために必要なのは、

  • 教養
  • 清潔感
  • 段取り
  • 聞き手の姿勢
  • 会話の配慮
  • 相手目線の思いやり

これらすべてです。

僕はナンパの時代に、「この2時間で相手を楽しませられなければ意味がない」と思っていました。


相手に選ばれなくてもいい。でも、

「あの人、話しやすかったな」
「感じよかったな」

というところまでは絶対に持っていく。

その積み重ねの先に、今の奥さんと出会うことができたんです。

本気で恋愛したいなら、“営業マン”としての自覚を持て

  • 自分を磨く
  • 相手に興味を持つ
  • 相手の価値観を理解する
  • 不快にさせない工夫をする
  • 会話も服装もすべて“相手のため”に整える

これができる人は、恋愛でも必ず結果が出ます。

あなたが恋愛で結果を出したいなら、まずは自分を営業マンだと思ってください


あるいらホストクラブのホストになったつもりで、相手に次も、その次も選ばれるように、会話を磨いてください。

「話してて楽しい」「また会いたい」と思わせる努力は、絶対に必要です。

こういう考え方を持っている人は、まだ少数派です。


だからこそ、この記事を読んでここまで意識できたあなたは、他の男性と差別化できる存在になれます。

恋愛で大切なのは、モテテクニックでもマウントでもなく、

“準備と配慮と相手を楽しませると言うプロ意識”。

本当にこれ、大事なことです。

ではまた。

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この記事を書いた人

コミュ力向上、人間関係の苦手克服について発信しています。地元で20年間イジメやイジりを受け、告白した子にはフラれ、逃げるように上京。その後オフ会や社会人サークル、街コン、アプリを始め、恋愛やコミュ力向上の情報商材などで8年間で500万投資。現在は自他共に認める”コミュ力おばけ”に。このブログではそんなノウハウを公開しています。

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