人間関係には“賞味期限”がある：大人が無理せず続けられる距離感と付き合い方の本質

こんにちは。元ナンパ師のKYです。

今日は「人間関係の維持コスト」について、話していきます。

僕、昔から交際費がけっこう多いんですよね。

妻とのデート代、記念日、誕生日、クリスマス。

それに友達との飲み会、趣味仲間、行きつけのバー……。

月にならすと大体5万円くらいは使っていると思います。（もちろん月によってブレます。）

　

でも、ここはケチりたくないんですよ。

　

なぜなら、人間関係って一度切れたら作り直すのがめちゃくちゃ大変だから。

昔なんて、毎月10万円くらい交際費に溶かしていました。

オフ会、社会人サークル、出会い目的のイベント……とにかく人と会いまくっていた時期があったので、そりゃお金が飛んでいくわけです。

　

で、なぜそんなにもお金が飛ぶかというと、「人間関係の維持コスト」が発生するからです。

学生の頃って、学校という“箱（コミュニティ）”があったじゃないですか。

社会に出ると、そういう箱が消えるんですよね。

つなげーとやジモティーなどのオフ会で出会った薄い繋がりの人たちは、放っておくとすぐ関係が切れます。

だから「飲み会」という“用事”を定期的に作らないと、あっという間に消えます。

　

でも、逆に言えば、

「1回会わなかっただけで切れる関係って、そもそも薄くない？」

という話です。

　

僕は最近、オフ会や社会人サークルにほとんど行かなくなりました。

今行くのは、常連のバーとボルダリングジムくらい。

ボルダリングサークルも一応残っていますけど、年4回のイベントに顔を出すくらいです。

昔は人恋しさからよく通っていましたが、今は「まぁ、参加したけりゃ参加するか」くらいのノリです。

あと、僕自身も社会人サークルを運営していますが、それも昔のサークルが消えて、そのOBだけで繋がっている感じですね。

LINEグループでゆるく繋がって、「知り合いの知り合いなら来てもOK」くらいのノリ。

リーダーというより“幹事”です。

ゆる〜く飲み会をたまに企画するくらい。

社会人サークルって1年続いたらすごいし、2〜3年続いたらレジェンド級なんですよ。

だいたい1年経たずに運営がグズグズになって解散して消えます。

というのも、社会人サークルも結局は“運営側のやる気”次第だからです。

社会人サークルの参加費ってほとんど実費（飲み会の割り勘だけだったりとか）なので、主催にほぼ利益が行かないんですよ。

で、利益を出そうと上乗せすると、一気にビジネス感強くなるので人が参加しなくなります。

　

では、オフ会はどうか。

オフ会って、ビジネス系やマルチ商法の人が多いんですよね。笑

特にネットワークビジネスの会員参加率が高いですね。

今まで数え切れない（おそらく100回以上は行ってます）くらいオフ会には行きましたが、だいたいどのオフ会でも必ず１割はネットワークビジネスの会員が混じってます。

そういう所って、出会いを目的としている人が多いから、マルチ会員からすれば”カモ”が多いんですよ。

そういう空気がしんどくなって自然と離れました。

（ただ、コミュニケーションに慣れる、誰かと喋る練習をする、いつもと違う色んな人と話す環境としては手軽ですしもってこいなのは間違い無いです。）

　

一方で、ボルダリングジムや常連の店ってすごくラクなんですよ。

行けば誰かいるし、わざわざ「飲み会」を企画しなくても、関係が勝手に続きます。

僕は、人間関係は「場所につくる」のが一番安定すると思っています。

常連のバーや、ボルダリングジムのような“通っている場所のコミュニティ”は、結構長持ちします。

僕もバーは1〜2年前から通ってますが、BBQに誘われたり自然に誘いが増えますし、ボルダリングジムでもイベントやコンペ（小さな大会）に出るようになって、そこから他の常連とインスタで繋がったりします。

みんな、主目的が「出会いを作ろう」というものではなく「とりあえず飲むのが好き」「ボルダリングするのが好き」というモノだから、誰かいてもいなくても、お互いの人間関係に執着せずにゆる〜〜〜く付き合い続けられるんですよね。

　

小・中・高の友達も、結局コミュニティを出れば終わりです。

もちろん久しぶりに会えば盛り上がるけれど、定期的に会おうとすると新鮮味がどんどんなくなります。

そこで“友達を作りたい”と意気込むとガツガツしてしまって、それが相手に伝わって引かれます。

「また飲みに行こうよ」

「俺ら友達だよな？」

と押せば押すほど、相手は離れていきます。

　

だから僕は、誰とでも「この関係なんていつか切れるもの」と思って接しています。

もちろん、コミュ力や身だしなみなど最低限の努力は必要ですが、気持ちの話としては、

「まぁ、切れたら切れたでいいか」

これくらいの余裕があると、むしろ人が集まってきます。

　

恋人が欲しいなら、マッチングアプリをゆるく続ければいい。

会話の練習にもなるし、リアルでガツガツする必要もなくなります。

この“余裕”を自分でブランディングできれば、否が応でもモテます。

　

だから僕は、どれだけ仲が良くても「あ、この人ともいつか切れるだろうな」と思って接しています。

むしろ「この人にいつか裏切られるかもな」くらいに思うと、相手を盲信しないし、何か仲違い・もしくは裏切られたとしてもショックが少ないし、「ずっと友達でいようぜ」という押し付けをしなくなります。

　

このメンタルを持つと、ガツガツさが消えます。

非言語的なコミュニケーション（このブログでちょくちょく言っている、所作・動作・目線・声のテンポや大きさ）も安定するし、堂々とした雰囲気が出ます。

　

居酒屋の常連でなぜかモテる冴えないおじさん、たまにいませんか？

あれって、人生経験が長いからこそうまく“脱力”できているんですよ。

僕もバーやボルダリングジムに通っていますが、「この店もいつかなくなるだろうな」と思っています。

でも趣味は好きだから、また別の場所で繋がればいい。

趣味って、ある種の“通行証”なんですよね。

1人でできて、人とも繋がれて、ストレスも発散できる。

特に外交的な趣味（英語など）・スポーツ系の趣味は人間関係を築くきっかけになりやすいので、おすすめです。

僕はもう、“お金をかけないと続かない人間関係”は全部手放しました。

　

大事なのは、

「この人にお金を使いたい」と思えるかどうか。

「関係を続けるためだけに会う人」には、もう1円も使っていません。

縁を切るんじゃなくて、放置していたら自然と消えていきます。

昔の社会人サークルのグループも、僕から抜けてないのにいつのまにか消えていました。

それくらいの距離感が、ちょうどいいんです。

”あらゆる人間関係には、賞味期限がある”

それを認識しておくと、無駄にガツガツせず、むしろ自然体でモテるようになりますよ。

ではまた。