他人から嫌われる人に欠落しているもの　

　

他人から嫌われる人は、他人に対する想像力がありません。

　

以前ですが、友人たちと立ち飲みに行った際のこと。

友人3人と飲みに行って、結婚生活の話をしていたら、急に隣のお婆さんが話に入ってきました。

どうやら、一人で飲みに来ていて、ずーっと話に入りたくてウズウズしていたらしいです。

場の空気を壊さないためにも、邪険にしないであげましたが、

　

「あなた太ってるわね、ダイエットした方がいいわよ」

「あんた、どうせ自分よがりなセ●クスしかしてないんでしょう」

　

というような、非常に不快なことをバンバン言う人でした。

ただ、友人の行きつけの店ということもあり、事を荒立てないようにしようと思いましたので我慢していました。

すると話が変わり、急に政治の話に。

どうやらTikTokで某議員の発言を聞いて、「移民がいるから日本がダメになる」と言いはじめました。

その店の店員さんは、海外の方でした。

すると、僕らに助け舟を出してくれたのか、ラストオーダーが近い僕らにお会計を促してくれました。

　

大人ですね。

　

聞くところによると、そのおばあさんは25歳で結婚したらしく、良いとこの金持ちの旦那さんの専業主婦だそうです。

なのに、旦那の愚痴や息子、娘の愚痴、はたまたよく調べもしない、SNSで仕入れた情報を恥ずかしげもなく語る。

　

どうでしょう。恥ずかしくないですか。

僕はこのとき、「あぁ、こいつ頭弱いんだな」と思いました。

その後、僕らは別の店で仕切り直しましたが、正直悪口を言う気力もないですし、疲れてしまったので解散に。

　

…自分の振る舞いによって、他人がどう思うか。

他人の痛みを知らない、相手がどう思うか想像する力に乏しい人は、このように人がどんどん離れていきます。

その人も、生い立ちからおそらく、「他人の痛み」を学んでこなかったのでしょう。

これ、社会に出ると誰も何も言わず、周りはサーっと人が離れていくんです。

だから、自分で「これは言っても良い事だろうか」と考え、知らないなら勉強しなければならないんですよ。

人へのイジりが下手くそで、人を不愉快にさせてどんどん人が離れていく人は、人の痛みを知らないんですよね。

マッチングアプリで会った女性と会話する際、相手がカチンと来る一線を想像できなくて、地雷を踏んで嫌われてしまう。

周りが恥ずかしいと思う事を想像できなくて、必要以上の声のボリュームで、うるさいと思われてしまう

クリエイターがどう思うかが想像できないので、平気でアンチコメントをしてしまう。

自分の身だしなみや、発する臭いが不快に思われていると知らないので、風呂も入らないしボロボロの服を着ている。

　

仕事でもそうです。

職場で相手が嫌がることだとわからず、面白がってやっていたら、ハラスメントと言われる。

そういう、他人の痛み、嫌がる事を想像できない人が、今の親、マネージャー、老人世代になってきているから、ハラスメントという概念が広まってしまったんです。

大手企業や情報が進んでいる組織はコンプライアンスがしっかりしていますが、ワンマン社長がやっているような中小なんかは、情報も遅れているため、殴る蹴るなんていうのが当たり前だったりします。

　

でも、世の中では大ごとになるまで、誰も注意してくれません。

　

だから、そういう人間は「誰も相手してくれなくなる」という手痛い仕打ちや、　

最悪の場合、肉体的に、社会的に制裁を受けてボコボコにされます。

（ネットに晒されるとか、ヤンキーにボコボコにされるとか。）

だから、自分で気づかなきゃいけないんですよ。

ちなみにこういうとき

「じゃあ、他人の痛みを想像するにはどうしたらいいですか」

という質問をする人は、恋愛活動も人間関係も諦めた方がいいです。

その時点で想像力がないので。